2022/11/22

風もなく、体にノンストレスの気候のその日は、時間が止まったように静かで、薬王寺に人影も少なく、桶に水を汲むのも何度か往復し、お墓をきれいに掃除するのはとても容易でした。
時が止まったかのようにというのは、常に感じる感覚ですが、振り返ってみると止まるどころか加速して時は過ぎ去っているのが現実です。
私はその速さを諦めて抗うこともなく、流れに身を任せて12年目になります。
境内の大きな銀杏と高層マンションと私は、今年も揃って天にあるという国を見上げました。
果てしなく遠いと思いましたが、天に国があることが分かったような気がしました。